いきなりですが・・・
「だって私バカだから」
「だって私できないもん」
「だって私どうせわかんないもん」
「なんでいつもこうなんだ私。」
「分かんない。(私にわかる訳ない!)
(思考停止状態になる・癇癪を起こす)」
こんなことを心の中で言ったり、
実際に言ったり、
こんな状態の子いませんか?
ドイツでも、日本帰国してからも、
子供からこのようなセリフを聞くことがあります。
誰でもできないときはそう言ってしまうのですが、
その中でも、
・明るく前向きにその後学びを進めていける人
と、
・そうでない人
と、
分かれていました。
「どうしてだろう?」
ここ数年は、そんなことばかり考えていました。
しかし!
私自身もそんな風にばかり考えていたところがあったのです。
(ぎゃー!しくしく。😂)
ピアノを習って憧れを持ち、学ぶ道に入り、
コンクールを受けたり、受験したり、
なんでもレッスンでこなしていかなければ認められない、
ピアノ人数の多い厳しい世界でどうしても人と比べてしまう場面は多く、
どこか、人の評価で自分の価値を決めてしまう癖がついてしまっていた私もそのうちのひとりでした。(笑)
もちろん人がいて評価があって、その上に成り立つ世界があるのですが、
それだけではしんどい。
確かにみんなアスリートだってそんなしんどい経験を積み重ねて強くなっています。
でもその評価とはまた別のところで、自分で自分を認めてあげられたら最高です。
そこで、
タイトルの通り、
「自己肯定感の育み方」
というものについてアメリカの心理学がもとになっていて学術的にも効果があったとされる本や様々なセミナーから勉強を続けておりました。
勉強だけではありません。
私自身の自己肯定感を育み(笑)、
それを生徒さんにも、還元 というか、実践できないかなと思っていたのです。
周りにも同じような感じの人がいたのでこの際、このフィーリングを認めて学んでみよう。と^^
「自己肯定感」
この言葉自体は、知っていましたが、
自分自身がどれくらい自己肯定感を持っているかはよくわかっていませんでした。
●こんな私じゃダメだ
●どうせ私はもともと才能なんてない
●あの人に比べて私って全然だなぁ
●あーあ失敗しちゃった。。。でも、そんなの大丈夫だもん!
こんなことを思ったり、
●自己肯定感はいつもポジティブで笑顔で振舞えていることだから、私は大丈夫
そんな風に思っていませんか。
こう思っていたら、もしかしたら
自分を十分に愛せていなかったり、このありのままの私はすばらしいと思える「自己肯定感」を持てていないかもしれないです。
なんだかやりづらいなぁ、生きづらいなぁと感じることがあったら、
それは自己肯定感を伸ばすチャンスです。
この「自己肯定感(自分そのものを心から良いと認められる温かい気持ち)」
を持つことが長い目で見て、人一人にとって最優先であると思います。
なぜなら、それは自殺であったり、自分を傷つけたり、自分の本当の望みがわからなくなる、個性や自分が感じることを押し殺して感情がなくなってしまうような状態(うつ状態)や自分の他人を傷つけることetc..
を防ぐことになるからです。
ピアノレッスンで、全てをお伝えすることは時間的に難しいですし、
またとても深い内容なので、別々に学ぶべきことだとは思いますが、
根っこで自己肯定感が薄く、それがピアノ学習を妨げている・・・
このようなことが多々あります。
ヒントをお伝えすることはできるので、
「自己肯定感」を育みながら、
ピアノにも音楽にも向き合っていけるような方法をお伝えしたいなぁと考えるようになりました。
子供の自己肯定感は実は育ての親の自己肯定感とも深く関わりがあります。
そしてかくいう大人自身の自己肯定感も小さい頃にかけられた言葉と深く関係があります。
育ててくれた人が悪いわけでは決してありません。
誰だって皆、何かしらそんな面があるのです。
「心理的の側面からの知識をもっているかいないか」
それだけです。
私も、何かしらが関係して、音楽を学校で勉強している、レッスンを受けている時、楽しんでいない時期もありました。
そんな友人も周りにいましたし、単なるスランプ、と捉えていましたが、
共通しているのは、厳しい世界でいつしかかけるようになった自己否定の言葉、自己謙遜の言葉だと思います。
けっこう時間がかかった方だと思いますが、学んで、
良いなと思ったことを実践して、
「自己肯定感」を育てることができ、学生のころ戦い、目標達成するための手段になりかけだった音楽が、
愉しみの音楽になったと心から思えるようになりました。
もちろん、その中で強くなったところもあるので笑、みんな通る道なのかもしれないですし、音楽をやってきた私だからわかるバランス感があると思います^^
大人と呼ばれるこの歳になっても、いくつになっても、
それに気づいてより良くしたいなぁという気持ちがあれば、
正しい方法で実践すれば誰でも育てられると思います。
これはピアノの経歴とは全く関係ありません。
ピアノに関しても他のことも、
「まだまだだぁ〜」って本気で落ち込むこともありますが、
自己肯定感の心理を学んでから、
心から自然に、前向きに生きていけるメンタリティが身につきました。
まだはっきりした形があるわけではありませんが、
ピアノを弾くと同時に、大事なこのテーマについて、
何かお手伝いできるようなことがあれば、
ヒントをお伝えしていけたらなぁと思います。
まぁ、普段から自分が自分に励ましの言葉をかけてあげるといった、簡単なことではあるのですが、
他にも色々と考え方がありまして^^
これができるとピアノでの学びももっと前向きになったり、
自分の出す音は自分そのものですから、
自分の出す音を楽しんで、幸せを感じながら生きていくことができます。
なぜそれが大事かというと、
コンクール・競争など人と比べる場にでかけていくことは子供の時に刺激を与えてはくれますし勉強のきっかけを大いに与えてはくれますが、
それに勝つことだけが幸せではないはずですし、
参加したとしても人と比べること、
結果がどうであった、
人からこんな風に思われているからこういう演奏にしなきゃとか、
そんなことに囚われて自分の感性をないがしろにしている人があまりに多い気がするのです。
気付いていない人に教えてあげたい!とも思いますが、
自覚があって何か変わりたいな、と思うことから始まると思います。
基本はピアノのレッスンですが、
気になった方はレッスンに来た際お気軽に聞いてくださいね♪