レッスンをしていると、皆ほんとうに個性が豊かだなと思います。
本当にひとりひとり全く同じようなアイディアを持っていることがなく、、
その人の考え方ですてきな音やメロディを弾くために
どんなアドバイスの一言をかけたら
いちばんその人にとって自然に音が出せるかなぁ?
そんなことを考えながら、色々話してもらうと
自分にはないアイディアを聞けることもあり、
色々な切り口があって興味深いです**
大人になっても趣味で日々の生活の中でピアノを楽しんでいるMさん。
最近、なんとお料理中に包丁で大事な指先を怪我してしまったということで、
片手のみで弾け、なおかつ通常だったらチャレンジする機会がなかったかも?しれない
ショパンのエチュードの2番に挑戦されていました。
右手で半音階がひたすら続き、かの超絶技巧練習曲を作曲したリストでさえにも
「むむむ、むずかしい」といわしめた練習曲で、2番はなかなかチャレンジングな曲です。
どんな曲にも興味を持ってポジティブにチャレンジしていくMさん、
その心意気こそが音楽につながるんだな*
といつも私のほうが尊敬の眼差し。
レッスンに来られる時には車の中からクラシックが大音量で聞こえてきて、
到着の合図にこちらもおもわずにやり。
聞くと、練習がままならなかった・・・!といいつつも
思った疑問を話しながらぶつけてくれます。
出来なくても、ベストを尽くす姿勢ってステキ。
全て通しで弾かなくても、ある部分が豊かなピアノの音色に変わり、
気持ち的にも楽に弾けるようになった様子を見ると
趣味で無理なく楽しんでもらえるかなぁ、とても嬉しい時間です。
ある日のステキな生徒さんのお話でした♪