ピアノレッスンで聴音のレッスン

久しぶりに、レッスン中に心がけていること、生徒さんも夢中!
なことについて書いてみようと思います。

小学生、中学生くらいまで使っているピアノアドヴェンチャーというピアノの教材

全部コンプリートしているうちに

ブルクミュラー25の練習曲くらいのレベルの曲が弾けるように
なるように構成されています。

アメリカ発の教材で、
この数年で、シリーズ5冊目までが次々と日本語版が発売されて、使えるようになり、
幼稚園児、初心者から必要に応じてみんなに使ってもらっています。

それまでのピアノ教材(バイエルや作曲家が書いたピアノの曲や練習曲などなど・・)は、弾けると「良い音楽」

になるものはたーーっくさんありますが、実は、

ピアノのレッスン=ピアノを弾くことだけではない

のです。

音符を覚えたり読めるようになるためには書きこみのワークで実際に書いてみたり、

なんの音を弾くのか、「耳」を育てていく過程も重要です。

そんな、「聴く」力も、自分で書いて理解する「音楽の理論」
ももちろん弾く曲や、テクニックの細かい練習曲も入っているのが、
このピアノアドヴェンチャーでした。

一般的に
ピアノレッスン、というと弾くことに一生懸命で、

よりよく弾くための動作や、楽譜を読むことへと焦点が行っているレッスン、と考えられていることが、
ほとんどになると思います。

「聴く」(=音を判別して聞き分けたり、書き記すことができる)レッスンはまた別で、
音楽高校や大学に受験を目指すとなると
ピアノレッスンにプラスして、「聴音レッスン」というものを、
みんな受講します。
試験に必要だからです。

本当は、受験生だけでなく、音楽愛好家でありたかったら、
みんなあると良いレッスンなのに・・・

それほど、音楽は学ぶポイントが幅広く奥深いし、
聴音レッスンだけで1時間くらいのレッスンが成り立つので、
じっくり時間をかけるべきものでもあります。

もちろん弾くピアノ曲だけの楽譜でも先生の弾く音を聴いたりして、

「聴音」ということにはなっているのですが、

より、心を傾けて、「聞く・聴く」ということに意識することは
書いて、可視化して、トレーニングのようなことをしたり、
また分けて取り組むと効果的なのです。

でも、やはり、ピアノを習いに来てる人には、
弾ける楽しさの前、というか他にも、やはり音楽は
音を聴くこと在りき!!!
なので、

このピアノアドヴェンチャーをやっている人には、
テキストにちょこちょこ出てくる、
聴く力を養う、遊び感覚のゲームのページ、楽しく取り組んでもらってます。

コレ意外に重要で、
子供も一緒に遊びながら取り組んで、聴けた時にはとっても嬉しそうだし、
めちゃくちゃ集中しているのがわかります。

(みんな、しっかり自分から目をつむって手でがーっしり隠してます。笑
えらいなぁー)

この曲集のものに普通に取り組んでいれば、

結構、これ、かんたんにできちゃうじゃん!という
ものもあるので、

アレンジして、難しいバージョンの問題をその場で私が作り変えて、出してみたり。
逆に、
子供に問題を作ってもらって、私が答えたり。(けっこう集中力が必要ね! と改まる笑)

また、今まで他の教材を使っていて、このような聴音ページがないときは、
楽譜を閉じて、弾いていたメロディーを、

他の調に移して(移調)して弾いてみたり、
音を並べ替えたものを私が弾いて、
目を瞑って聞いて、
再現してもらったり。(←しっかり聴いてないとできません)

ピアノアドベンチャーの聴音ページだけ、一緒にやってみたり。

名曲と言える曲のレベルに達している人たちは、
その曲にある和音をとりだして、進行形を目を瞑って聴いて、聴き取ってもらって、弾いたり・・・。

(しっかり心と耳で聞いて、和音のそれぞれの色の違いを聴き取っていく、リズムの特徴でどんなイメージが湧くか・・・感じてみる・・名曲だとこんなことが可能になってきます)


「聴音」というと受験のための、とかより専門の・・・とかいうイメージがあると思いますが、

より音を楽しむためにとっても必要な力、というか絶対絶対必要です。

音を聴き取って、書き取る、これだけを技術的にできても、まぁなんというか
それをどう生かすか?となってくるので、演奏も在りきだとは思いますが。

指が動く!ことによって、弾けた!という感覚にもなりがちですが、
そうではない。

地球の裏側まで行って色々な人のレッスンを受けたり聴いたりして、
どんなに指が早く動く人がいても
やはり音楽で大事なのは、「聴けていること」「耳が使われていること」!

せっかく音楽するなら

「鳴らす、鳴っている音楽」 と 「人の耳に、心にに届く、感じられる音楽」

どちらが良いでしょうか??


よりじっくり時間をとって専門的に取り組める「聴音」ができるソルフェージュレッスンも行っていますが、

ピアノのレッスン中にもできる範囲で
ちょこちょこちょこちょこと、
取り入れております。♪

ので、
決して、
動作的・ 見た目的・ 結果的に 「弾けていること」
だけに目を向けるのではなく、

音楽を聴いたりすること、
(今親御さんが読んでいらっしゃるのなら一緒に子供と)、
耳・心を傾けること
こちらも大切にすること、
わかってもらえると嬉しいです。

実は私のピアノのジャズの師匠と、
時折ジャズヴァイオリンのセッション(即興的にアンサンブルすること)の機会でお世話になっているヴァイオリニストの方が、聴音について対談していました。

ジャズというと、馴染みがない方もまだ多数かと思いますが、
音の楽しみにあふれたもの、他の人と音の掛け合いをその場で即興的に楽しむ、ということで、クラシックとまったく切ってきれない同じ音楽です。

良かったら対談をのぞいてみてください♪

おふたりのジャズ演奏♪