暑くなったり涼しくなったり、、
どんどん世の中は優秀ななツールで溢れて、
便利になっているはずなのに、
気候には私達は何も太刀打ちできないですね。
さて、色々な自己啓発の本や情報を読みあさるのも趣味の私、
実に色々な価値観がありますが、音楽とつながる、良い言葉に出会いました。
「頑張って前に進むとそこでしか出会えない人に出会える」(天海祐希・女優)
「4千メートルの景色を見た人のみが4千メートルの景色の美しさを知る」(吉岡英人・医師)
ニュースを見れば、ちょっと目を向けたくなくなるようなネガティブな出来事もあり、
ダイエットのためには?お金儲けのためには?将来の安定のためには?
と詐欺に合いそうな宣伝もたくさん。がんばっている人たちもたくさんいますが、
混沌とした時代の中、高校生を相手に話していたりすると、
(高校にあたる学校で勤務していたことだあります)
何がしたいのかなんとなく不安で・・・という人も。
それでも、確実に言えるのは、
大きな時代の流れの中で見れば、
「努力次第で、自分が生きたいように選択できる時代になった」
ということ。
昔のように戦争もなく、
決められた相手と結婚しないといけないということもない。(大昔の話ですが)
価値観が多様で、起業したり、組織に属さずともできる仕事が増え、
働き方にも選択肢が増えました。
何か悩んでいれば、それを解決する手段をインターネットで調べられます。
でも、情報が多すぎても、結局のところ何が本物なのか、
やはり実際に目で見てみないと分からない。
自分の目で見て、話して、アイコンタクトをし、耳で聴いて、手で触れて・・・
そして時間をかけて経験して見なければ、
物事の本質は見えてこないということです。
そして、昔も今も、変わらないこと、
それは、
何かの物事を続けて磨き上げられた技は、やはり違うオーラを持ち始める・・・。
「高い山に登った者だけが見られる景色」「頑張った先に進んで出会った友達」
ピアノにも同じことが言えます♪
難しいから、めんどくさいからって言ってあきらめるようなことがあったら、
大人も含めて、自戒の念も込めて・・・
まだ見えない素晴らしい景色を眼の前にして、
座り込んでいる自分を思い浮かべてみたいものです。
せっかく、少しずつでも進んでいけばまだ見たことのない素晴らしい景色が広がっているかもしれないのに。
(ちなみに私は、一曲何かを弾いて見て、喜んでいただける拍手の瞬間はホッとしています。
練習をやりきり、本番で弾く直前が最高の瞬間です。
本番が終わり、登り切ってしまったら、終わってしまった、と少し寂しさもあるからです)
ちなみに、或る山を登って見たら、それほどでもなかったという経験もあると思います(笑)
そうしたら、これは私には違った、もしくはもっと高くて知らない景色もも有るのかな、
知識が増えた。と思うことにしています。
そうして、本当に自分が見たい景色がわかるようになります。
なので、何はともあれ、
厳しくしてくれ(その時は嫌な気持ちがあっても)
素晴らしい景色を見続け、夢のような音楽を奏でる恩師にはやはり感謝の気持ちなのです。
私は特に子供や若い人に接することが多いですが
子供達は大人の背中を見て育っていきます。
その子供達がまた世の中を作っていきます。
どんな人が増えたら世の中良くなるんだろう?
そんなことも考えます。
音楽をするという行為はどういうことなんだろう?
と考えて見ました。
・音楽を奏でる努力は、想像力を鍛えること。
・楽譜という白黒の線と点を読んで、何が出来あがるのか、想像するちから
・表現を通して、楽しませるちから
・違う言語、知らない世界を理解するちから
・楽しませる、楽しむために、人の見えないところでがんばれちゃうパワーがつくこと
どれも目に見えるものではありません。
これぞ、感じる力、心の力ではないでしょうか。
実はすごいことなんじゃない?!
なぜかって、
こんな人で世の中が溢れていたら、戦争なんてなくなるかも!!
相手の国のことを理解して、どうしたら解決するのか、
どちらの国にも想像力を持つ権力者だったら・・・・
罪のない人が血を流すこと、その人たちに家族がいることを想像できる人だったら・・・・
戦争というとテーマが複雑なので一概に言うのは難しいのですが・・・
音楽時代留学していて思ったのは、一般の人同士は敵対する国同士の人でも、仲良しになればその人同士の関係には
国など関係ないのです。
音楽は特に、言語を持たず一緒に奏でられます。
それによって、共有する気持ちは一緒で、本来は人間みんな共感しあえるのです・・。
お話は少しそれましたが、
まだ見えない山の上の景色を想像する力=高みを目指す力
どの時代においても、最強の力なのではないでしょうか。
自分自身もその力を鍛えつつ、とても微力ながらもそんなことが伝えられ、
音楽に携わっていられることに感謝しながら生きようと思う、今日この頃でした!