ドイツ音楽留学 一番のメリットは・・・♪

こんにちは、
さて、これから、ゴールデンウィークが始まりますね♪
最近、ドイツ留学に特化したレッスンというもののページを作ってみました。
そして、5月にはある世界的
大物演奏家と接するビッグイベントがありまして、
ドキドキしております。
ヒント:こちらラフマニノフ協奏曲2番の演奏をしている方。
ちなみに、5月は、
ラフマニノフが愛した「ライラック」の花が咲き乱れる季節で大好きです。
ここらあたりではあまり見かけないですが、
ドイツや北海道、ロシアではよく見かけられる、
とっても芳しい花なのですよ。
最近、近所でも咲いているのを見かけ、嬉しくなりました。
ラフマニノフは「ライラック」という曲を残しているほどです。
 

専ら日本での仕事をしているワタシですが、
海外での経験を色濃く思い出すことが多い時期というのがありまして。
本日のお題は・・・・
昔アメーバブログに書いていたことを引っ張ってきます(笑)

留学してたというとへぇぇぇ!という反応が多かったりするのですが。

「一番のメリットって何なのでしょう?」ということです。

ぼーっとしながらやはり、この問いに真っ先に思い浮かんだのは・・・

「ぶっ飛んだところのある、個性豊かな友人たち♡」

先生はもちろんですが、

周りにいる、この友人たちとは、仲良くなれば、

過ごす時間も長いし、
みんな海外に一人で出てきているので、お互いに孤独。
仲も深くなるわけです。

その中でも初期に出会ったお友達で

自分は自分でいて良いのだ!と思い出せる友人がいます。

彼の事を思い出すフジギとと元気が出るんです

周りと全然違うことを言うとどうなるんだろう・・・

普通でいよう、なんて思いに囚われているとき、

誰もが

そのお友達の事を思い出すと、ほっとするのかもしれない。

そ・れ・は・

中国出身ヴァイオリニストのMちゃん・・・!!
(日本人とのハーフだが中国育ち。)

情緒不安定な様子で初対面の時は

へんなひとかな?と
(ゴメンネ)思っていたのだが、

彼のバイオリンを聴き、
一緒に授業を受けたりしているうちに、
徐々にピュアなハートを持った子だた分かってきた。

実は彼は、中身は女性で。
声が裏返っていて、いつも何かにびっくりすれば、ぴょーんとさかなクンみたいに飛びます(笑)

そして誰これ構わず、腕を回したり、、リアクションが大きく、ダイナミックで、
とにかく距離が近い・・・

一緒にいると、周りから、

何もしていない私まで
明らかに視線を感じました(笑)

そんな彼に、

やっぱりちょっとついていけない〜〜と思ったエピソードがありました。

(真面目な話ではありません笑)

ある日、学校で会って、朝の会話

「Reina、12月21日は何の日か知っている?」

「うーん、冬休みが始まる日だけど、ドイツでもみんなそうなのかな?」

「ううん、宇宙人がこの日地球にやってきて地球人たちと仲良くなるんだ。
これは本当だよ、告知されているんだ、宇宙から。」

(チョー真面目な顔)

「そ、そーなんだ(‘Д’) そりゃ楽しみだね~」

「みんな信じてないけど宇宙からみんな見ているんだ」

みんな白い目でこの友人のことを見ていました。
でもこの話に乗ってあげる友達もいて、

あぁ芸術の世界ってこんなもんなのかなって思ったり、

やっぱり、また宇宙人の話かぁ〜とか思っていました(笑)

そして、ヴァイオリンを聴いてみると、

耳に非常〜〜に心地よい音を出すのです。

近くで聞いていても耳が圧迫されない音は誰が聴いてもピカイチでした♪

現実に生きていても現実じゃないどこかを想っていると、

現実離れした音が出せるのかな???

そして良い音楽ができれば、訳のわからない宇宙の話をしたって、

みんな認めてくれるのか!

なんて、学んだのでした!(笑)

彼は中国名で「猫」という名前なのですが、

世界的なコンクーや学内コンクールでも一位を取ったりし、

現在、若くして歴史あるドイツの名門オーケストラ、ライプツィヒ管弦楽団のファーストバイオリン奏者です。

でも、学生時代は髪の毛が緑色だったり、
金色だったり、鼻にピアス開いていたり、
首からジャスティン・ビーバーの缶バッチぶらさげていたり・・・

今でも日本のアニメゲームの写真を送ってきて、
この日本語どういう意味~?とか取り留めもない連絡が来ます。

はたから見たら・・・

ヘンな人!

(マオちゃんごめんね、でも私はそうは思っていない。)

で、何が言いたいかというと。

今学校の校則で金髪禁止とか、
髪の長さは・・・とか・・・

そんなことを聞くと、

正直、

何をこだわってるんだ。

そんな検査の時間にできることって、もっとあるんじゃないかと。

この「猫」友人に出会ったいまは思うわけです。

もちろん、TPOというのはあって然るべき。

この友人も、今はライプツィヒ管弦楽団という、

メンデルスゾーンも指揮したことがある
由緒正しいオーケストラの団員なので、流石に黒髪に戻りましたが、

見た目を押さえつけたり、
目立ってしまう個性を押さえつけられたり
(出る杭が出ると学校でいじめのきっかけとなっている)

それって、

自分にしか無い部分、ユニークな部分を押し殺しているんじゃ無いかなと・・・。

もちろんみんなで規律を整えようというのは日本の「和」を強調するところと繋がっていると思うんですがね、

若い人たちはもっと他の人と自分の違いを

ポジティブな気持ちで、

捉えて良いんだと知ってても良いと思うのです。

そして、外国人がいてもおかしな目で見たりすることもなくなるんじゃないかなと思います。

そして、芸術や音楽の時間をもっと増やして、

心に余裕を持って楽しめる時間の中で、

その中で大事なこと周りの仲間と学んでいけば良い!

(←結局は音楽の時間を削るなってことかいな笑)

これは、深い話になりそうなので、

話がまとまらなくなってきそうですが・・・!(笑)

メリットとしては、

濃い「個性」を持った人たちに出会ったこと、

言い換えれば、

「個性」を見事に昇華させた素敵な人たちに出会えたこと・・・

と、言えそうです。

留学中の友人というのは、

みんな自分の国に帰っていたり、
世界中のオーケストラに就職したりして
世界中に離れ離れになっていますが、

思い出せば深い記憶の中で、
とても近くにいるかのように繋がれる友人は、一生の宝物です☆